兵庫県産ホタルイカと春ブロッコリーのアヒージョのキッシュ

ホタルイカと言えば富山が有名ですが、実は兵庫県も肩を並べるほどで、小粒で淡白ながらプリプリした食感が特徴なんです。

個体が小さいから足が早いホタルイカはこの時期、その身をパンパンに膨らませ、近畿圏のスーパーではずらりと並ぶ春食材。

この柔らかな食感と、はじけるプリプリ感、味噌のコクをそのままキッシュに！と思って色々試行錯誤したのですが、これがナンバーワン美味しかった。

それはスペイン南部の伝統料理で、今や日本でもお馴染みのタパス「アヒージョ」です。

アヒージョは、オリーブオイルとニンニクで食材を煮込んだ料理のことで、厳密にはスペイン語で「小さなニンニク」や「刻んだニンニク」を表す言葉なんです。

使用するオリーブオイルには、オレイン酸やリノール酸といった健康効果の高い脂肪酸が含まれています。

悪玉コレステロールを減少させることから、動脈硬化や生活習慣病の予防や、便秘の改善にも有効とされていて肌や筋肉にも良いビタミンAやビタミンEも豊富という優れものです。

なんといっても香りがよくて美味しいですよね。

ホタルイカの旨味や出汁が溶け込んだガーリックオイルをしっかり吸い込んでいい仕事をしてくれるのは、朝採れの新鮮ブロッコリー。